施設運営
伏尾台ホームとは
伏尾台ホーム紹介(支援の特徴)
■なぜグループホームか?
入所施設の利用者の多くは、自分のペースで生活しているか、といえば必ずしもそうではないと思います。その人たちの、その人らしい生活を、と考えたとき、施設での暮らしが果たして質の高い生活なのか?
『この街で暮らす』のスローガンを掲げ、これまでオープン施設や実習生受入れなどで多くの人たちに三恵園のことを知ってもらいたい、と啓発的な意味合いを込めた地域への働きかけを行ってきました。 この取り組みの根本は、利用者が地域で生活しても、その人を知っている人、顔見知りの人がいれば、障害の程度を問わず、施設での生活を送らなくてもいいのではないか、という考えに基づいています。
現在、伏尾台ホームで暮らしている人たちは、顔の見える関係づくりを実践しながら「地域に顔見知りの人がいる、見守ってくれる」という安心感を得ながら元気に過ごしています。各ホームの概要は以下のとおり。
■伏尾台ホーム
平成18年10月、東山作業所(池田市)に通う男性入居者2名が公営住宅で生活。近隣のスーパーへの買物や散歩をしたり、テレビや音楽などを聴いたりします。世話人さんのつくるおいしい食事に笑顔が絶えません。
■もくれん
平成25年11月、「はなみずき」に続く一軒家として開所。伏尾台ホーム3・4に入居していた利用者が移行し、新たに在宅で生活されていた利用者が入居。計5名の入居者で生活を送っています。
自閉症を伴う重度の知的障害のある人たちで「いつ」「どこで」「だれが」「何を」「どのように」「終わったら次は何をするのか」をその人が理解しやすい形で手掛かりを得られるような支援を心掛けています。
掃除、洗濯など日々の役割のなかでその人が活躍できる取り組みを実施しています。
■伏尾台ホーム3・4
もくれんの開所に伴い、平成25年12月に在宅で生活されていた利用者が入居を開始。テレビや音楽などを聴いたり、世話人と談笑したり、とそれぞれの時間を過ごしています。お茶を飲んだコップ洗いや洗濯物干しなど自分でできるところは自分でできるように、と取り組んでいます。
■はなみずき
平成23年10月、初の一軒家として開所。女性入居者4名が共同生活を送っています。自分の趣味の時間をはじめ、掃除や洗濯など日々の役割、当番をこなします。笑顔が絶えないにぎやかなホームです。
■かりん
平成27年11月に開所。4名の女性入居者が生活を送っています。「重度」の入居者を中心とした一人ひとりのペースを大事にしたゆったりとしたホームです。
■地域交流
毎月1回、民生委員の方を交えて交流会「にこにこ会」を開き、日々のくらしや外出先の計画などを話し合います。近隣の自治会活動への積極的な参加を通し、顔の見える関係づくりを重視しています。災害時には、伏尾台自主防災組織のメンバーの住民の方が入居者のもとに駆けつける態勢をとっていただいており、そうしたメンバーとの顔合わせ会も随時行うなど、地域との連携に力を入れています。
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