法人紹介

ごあいさつ

産経新聞厚生文化事業団のあらまし

社会・地域が求める福祉に向けて

 

 私たちの法人は、終戦前年の昭和19年1月8日、前身である「財団法人 大阪新聞厚生事業団」として、大阪で産声をあげました。同28年9月には社会福祉法人となり、堺市に救護施設「養気園」を開設しました。戦後の混乱期に生活に困ったり、心を病んだりした女性の生活の場を提供したのが始まりでした。そして養気園は44年7月に大阪・能勢町に移転し、現在の救護施設「三恵園」となりました。

 以来、当法人は社会や地域の要請を受け、知的障害・精神障害の皆さんのために施設の開設に積極的に取り組んできました。今では池田市、能勢町で9つの事業所と2つのグループホーム群を運営しています。

 「すべての人の人権を守り、誰もが自立し、尊厳を持った暮らしができる社会の実現」。この崇高な理念のもと、職員が一つになって利用者の皆さんに安心で安全な生活の場を提供するとともに、社会復帰へのお手伝いをすることが私たちの使命だと思っています。

 一方で、地域で永年にわたって地道なボランティア活動を続けている団体や個人を顕彰しているほか、障害者スポーツや民間のさまざまな福祉啓蒙活動への助成など多くの社会貢献事業を行っています。平成29年度からは、国内外の心臓病の子供たちを救う「明美ちゃん基金」の事業も展開しています。新聞社系の事業団の中にあって、福祉施設の経営と公益事業の両輪で運営している稀有な事業団です。それだけに私たちは使命感を持って活動しています。

 さらに、高い公益性を持つ団体にふさわしく、透明で開かれた事業団経営を進めるとともに、人間性を高め、利用者に寄り添える職員の育成にも力をいれています。

 支援を必要としている人たちを地域ぐるみで支えていこう、という取り組みが全国的に展開されています。「地域」とのつながりを重要視する私たちも、そうした地域共生社会の実現に寄与していきたいと考えます。

 事業団の運営には、幅広い、多くの人たちの理解と協力が不可欠です。心温まるご支援やご寄付は、私たちの大きな励みとなります。これまでもこの励みを糧に進んできました。これからも理念実現に向けて着実に歩んでいきます。 

 

 

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