施設運営
池田三恵園とは
三恵園施設紹介(支援の特徴)
■自閉症者支援
三恵園は事業方針として「自閉症者支援」「地域生活移行支援」「地域福祉推進」の3つを中心に実践しています。
入所者の障害程度を表す障害程度区分は平均5.5で、いわゆる「重度」の知的障害が多いです。加えて約6割が自閉症を伴う障害をもっています。自閉症の理解と支援の底上げをはかることを目的に平成19年度から自閉症者支援の専門家を交えて勉強会を実施し、実践報告を通して意見交換を行っています。
とりわけ日中活動では、利用者一人ひとりの特性を踏まえ、その人の「できること」「できそうなこと」に着目し、作業スキルの獲得を目指しています。また、「いつ」「どこで」「だれが」「何を」「どれくらい」「終わったら次は何をするのか」といった予定をその人が理解しやすい形で伝え、活動の手がかりとしてもらえるように支援の組み立てを行っています。
■地域生活支援移行
入所施設を「終の棲家」としてではなく、地域での生活を視野に入れながら「通過施設」として利用者一人ひとりの力を最大限に発揮できる場を提供できるよう取り組んでいます。
日中活動や日常場面での「できる」ことを場面、場所が変わっても同じように獲得できる「般化」を目指して生活の幅を広げていきます。
必要に応じてケアホームで宿泊体験をするなどして、利用者本人が地域生活のイメージを持てるよう支援しています。
■地域福祉推進
地域に開かれた施設運営を目指しています。地域に出たときに利用者が生活しやすいように多くの人に障害者の生活を知ってもらいたいと考えています。そのための1方法として、三恵園に足を運んで障害者の生活を見てもらうため、大学のオープンキャンパスにヒントを得た「オープン施設」を行っています。また、ボランティアについての体験講座を開く「ボランティア講座」などを実施したり、地域住民との交流ができる多目的ホール「地域交流室」を無償開放し、自然な形で利用者の理解を深められるしかけづくりをしています。
実習生の受入れにも積極的に取り組んでおり、実習を通して利用者への生活理解と顔の見える多様な関係づくりをコーディネートしています。
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