産経市民の社会福祉賞

過去の受賞者リスト

個人受賞者のお名前、年齢や業績紹介欄の年数などは、すべて受賞式の実施された時期のものです。

表彰年 府県都市名 受賞者氏名·団体名 業績
第44回
平成30年度

大阪府大阪狭山市

府営狭山住宅北自治会
会長 松嶋 玲子様

 住民が抱える個々の課題を、地域全体の問題と捉え、自治会を通してお互いが支え合える環境づくりを昭和47年から取り組んでいる。
 住民同士のつながりの希薄化や独居の高齢者やひとり親世帯の増加などの課題に直面している府営団地。住民自身が関心を持ち、行動することで地域が活性化することを目指している。
 独居高齢者に人と食事をする機会を提供する「会食サロン」を開催し、孤食や居場所がない児童も参加できる「子ども食堂」を地域のボランティアも巻き込み運営している。
また、ポイント制を導入し、防犯パトロールなどに参加した住民にポイントを付与し、抽選で米や洗剤などを贈呈。無関心だった住民も活動に参加することで、顔の見える関係が増え、地域の結束強化に寄与している。

 活動歴46年 会員559人

第44回
平成30年度

大阪市中央区

かなしみぽすと
代表 中嶋 雅美様

 上智大学グリーフケア研究所を修了した会員が、「学んだことを社会の中で役立てたい」という想いを持って平成25年に活動を始める。
 普段の生活の中で誰もが経験し、抱える死別や離別、自尊心の喪失などの悲嘆(グリーフ)。口に出しにくい、こうした悲嘆と向き合い、悲しみを話せる場を提供している。
「グリーフカフェ」など、会員を対象とした、学びの場の一方、一般の人にも開かれた講座などを開催し、自然災害などが多発する現代社会におけるグリーフとの付き合い方を伝える普及活動も行っている。
 また、ケアを行う者自身が燃え尽きないようセルフケアに関する勉強会にも力を入れ、誰もが悲しみという感情を大切と感じ、悲しみを抱えて生きていける社会の実現に向けて活動している。

活動歴5年 会員120人

第44回
平成30年度

神戸市北区

大石 由紀子様

 公立の英語教師をしていたことが縁で、昭和40年に、自宅で英語教室を立ち上げる。
 そこに通っていたフィリピン人女児の母親が、貧困のため、売春をせざるを得ない状況と知り、生活を支援した。
 人身売買された外国人や性犯罪の被害女性の電話相談を受け、ネットワークを駆使して自立支援を続けてきた。
 また、相談内容を新聞などのメディアに訴え、在日の若い外国人女性の境遇を訴える活動にも取り組んでいる。
 さらに、貧困で苦しむフィリピンやタイなどの現地にも赴き、被害女性の根絶を訴える活動も展開。
 英語のスキルを活かし、泣きながら相談に来る女性に対して母親のように接し、話しやすい環境を整えることで、課題の核心を聞きだし、心のケアにも役立てている。

活動歴53年

第43回
平成29年度

和歌山県 和歌山市

和歌山グループ声
(代表者:西山基子氏)

和歌山市盲人協会婦人部からの「料理の本を読んでほしい」という依頼をきっかけに、昭和45年11月から視覚障害者への情報提供を始めた。
身分はボランティアでアマチュアだが、プロの技術を求められていると自ら研鑽を積み、和歌山県や市の広報紙、5大紙などの新聞コラムを自主制作として朗読し、CDやテープへ録音。役立つ情報、社会とつながる情報を希望者へ送付している。
朗読講座や指導者養成講座などの講師も務め、和歌山県内に朗読ボランティアを広める活動の中心的な役割も担っている。
また、30人の子どもたちが所属する「和歌山グループ声ジュニア」も、視覚障害のある子どもに向けて、声の情報を提供するなど幅広く活動している。

活動歴47年 会員約120人

第43回
平成29年度

大阪市  中央区

東日本大震災県外避難者西日本連絡会
(愛称:まるっと西日本)
(代表者:古部真由美氏)

東日本大震災で被災し、関西に避難してきた人と支援者、避難者同士がつながれる場をつくることを目的に平成23年11月に発足した。
県外避難者の孤立や漂流、復興情報の途絶防止といった避難者の暮らしや「人生の復興」を目指し、月刊情報紙「まるっと西日本NEWS」を近畿2府4県の全避難世帯に無料配布している。その他にもボランティア団体や支援制度の窓口を掲載した支援手帳の作成を行っており、これらの情報は支援団体と当事者をつなぐ橋渡しになっている。
また避難者が直接相談できる窓口を設置し、個別訪問を行うとともに、ふるさと交流会なども被災県と協力して取り組むなど県外避難者の孤立や震災関連死の減少に努めている。

活動歴6年 会員16人

第43回
平成29年度

兵庫県  芦屋市

こくさいひろば芦屋 (代表者:辻本久夫氏)

地域に住む外国人または外国にルーツを持つ大人と子どもへの日本語学習支援を通して、地域社会での共生を目指すことを目的に平成18年9月に発足した。
仕事や生活、子どもの教育など様々な悩みを抱える当事者同士や学習支援を行うボランティアとの交流の場を提供。学習支援は日本語の読み書きを中心に行い、大人には就労、子どもには進学を目指して取り組んでいる。また、地域の行事にも積極的に参加し、啓発を行うことで地域を巻き込んだ共生社会の実現を模索している。
27年度からはレインボー芦屋基金委員会を設置し、学習者へステップアップ応援金を給付したり、入学前・転入予定の児童向けの集中講座「プレスクール」を始めるなど新たな取り組みも展開している。

活動歴11年 会員45人

第42回
平成28年

京都府宇治市

宇治市介護者(家族)の会(代表者=長谷川笑子)

高齢者を介護する介護者の介護のつらさ、心細さを少しでも和らげ、介護者を取り巻く環境を改善するため、昭和61年9月、「宇治市ねたきり老人介護者(家族)の会」として発足した。
介護者同士の悩み相談や介護についての情報交換の場の提供のほか、他の地域の介護者の会との交流会に参加し、支えあいの輪を広げる活動も行う。
医師ら専門家や行政職員を外部講師として招き、介護保険制度の現状や問題点などについて、介護者のニーズに沿った講演会や勉強会、先輩介護者による介護体験発表会を開催し、介護の現状や正しい知識の啓発・普及にも尽力している。
活動歴30年。会員126人。

第42回
平成28年

大阪市

若年認知症支援の会「愛都の会」(代表=石田裕之)

若年性認知症のある人の安息と交流、および社会参加活動の支援とともに、家族への援助を行い、若年性認知症の専門的な治療と福祉の充実を図ることを目的に平成17年2月、発足した。
月例会では、当事者とサポーターが一緒にアートワークなどの創作活動を行うと同時に、家族らは家族交流会を開催。若年性認知症の当事者への支援と介護家族同士の支え合いの両輪で活動を行い、新たに郊外での活動も始めるなど、当事者一人ひとりに合った活動に拡大している。
活動歴12年。会員70人。

第42回
平成28年

大阪市

中卒・中退の子どもをもつ親のネットワーク (代表=河地敬子)

当初は、中卒や高校中退で働く子供本人の支援を目的として動き出したが、第1回の会合(平成4年2月)開催時、参加者の男性が、「子供が高校を中退したことを親や兄弟、誰にも話すことができない。このように話を聞いてもらえる場所がほしい」と切実に訴えたことがきっかけとなり、当初の目的を変更。当事者同士が悩みを打ち明けられる交流の場作りを始め、これまでにのべ8500人以上が会合に参加している。
全国各地に足を運び、現場の先進事例を学び、ひきこもりや不登校の子供を持つ親へ信頼度の高い情報提供も行う。

第41回
平成27年

大阪府大阪市

視覚障害者の会「クローバー」

平成7年(1995年)1月の阪神大震災直後に、大阪市内の日本ライトハウスが行った外出介助の講習会を受講した人たちが中心になって、同年4月に活動をスタート。
「together in clover」(共に豊かに)を合言葉に、視覚障害者の日常生活の介助だけでなく、「いろんなところに行きたい」という要望に応えて日々活動している。
日本中の視覚障害者がどこにでも自由に旅ができるようにとの思いで、全国から関西に来る、あるいは関西から全国に出かける視覚障害者の依頼に応じて外出介助のボランティアをコーディネート。年間500~600件のリクエストに応えている。SNSを通じて知り合った全国各地の視覚障害者が「大阪にはクローバーがあるから」と、大阪で毎年、交流会(オフ会)を開催するなど、クローバーの活動が視覚障害者のさまざまな活動や交流を支えている。
活動歴20年。会員98人。

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