公益事業
第49回(令和5年度)
「第49回産経市民の社会福祉賞」1団体2個人が受賞
令和5年11月27日(月)大阪市北区の大阪新阪急ホテルで表彰式が行なわれました。
第49回産経市民の社会福祉賞表彰式
<式次第>
第1部 表彰式(選考報告、祝辞)
第2部 活動報告会
第3部 講演会「知られざる車いすバスケットボールの魅力」(近畿車いすバスケットボール連盟 小島慎弥会長 大内英之副会長)
<受賞者業績概要>
◇認定NPO法人チャイルド・リソース・センター
代表者 宮口 智恵 (みやぐち ともえ) 【活動拠点:大阪市】 活動歴 16年
児童虐待が社会問題化する中、虐待の再発防止に取り組むため平成19年に設立された。虐待を行った親とその子供の関係を再構築するプログラム「CRC親子プログラふぁり」を独自に開発し、大阪府や堺市などからの委託を受けて、これまでに400人を超える親子に提供してきた。
2018年からは福岡市の委託を受け、プログラムのファシリテーター養成に取り組んでいるほか、より細やかなサポートができるよう、支援職の養成カリキュラムを開発するなど行政や児童福祉施設などとの連携にも力を入れている。また、虐待する親への理解や親子支援に関する講演・研修講師の派遣は年間90件を超えるなど、社会への貢献は目覚ましいものがある。
◇藤本 昌弘(ふじもと まさひろ) 藤本 周子(ふじもと ちかこ) 【活動拠点:大阪市】 活動歴23年
平成12年11月に大阪市里親会に里親登録して以降、養育里親として8歳の小学生から17歳の高校生まで18人の児童を受け入れてきた。受け入れ期間は2、3日の短期から6年の長期にわたり、実親から適切に養育されなかったことなどで難しい子供たちも多かったが、細やかな愛情で心のケアに努めてきた。自立して家庭を持った里子が藤本夫妻宅に里帰りして、近況報告してくれることも励みになるという。令和3年からは大阪市里親会副会長も務め、他の里親からの相談も親身になって応えるなど、多大な貢献をしている。
◇板東あけみ (ばんどう あけみ) 【活動拠点:京都市】 活動歴49年
日本発祥の母子手帳を海外に広げようと活動するなかで、2500g未満で生まれた低体重児の家族が母子手帳の発育の記録などが書きにくく不安を抱えていることを知り、低出生体重児に特化した母子手帳のサブブック「リトルベビーハンドブック」制作に取り組んだ。医療の進歩で低出生体重児の割合は増加しており、全国にリトルベビーハンドブックの普及を推進するとともに、各地で当事者のサークルの立ち上げからサポートするなど、低出生体重児の子育て環境の改善に力を尽くしてきた。