地域とのつながり
池田三恵園
池田高校へ行ってきました!
2014年10月02日
池田高校の人権ホームルームに講師として参加しました。
今年は、2クラス計80名の学生さんに授業を行いました。
伝えたかったことは「多様な価値観を認め合う」こと。
障害のある・なしに関係なく、人それぞれ多様な価値観があり、その人を知り認め合うことでその人との間にあった壁がなくなり、つながって仲間になれます。利用者さんと学生さんの間にそんなつながりができてほしいという想いで、10名の利用者さんとともに池田高校に行きました。
2クラスに分かれての講義だったので、目の前には40名の高校1年生がずらり。利用者さんも緊張した表情です。
緊張をほぐすために、まずは全員で仲間探しゲームをしました。
カードを引き、そこに描かれていた動物の特徴だけを伝え合って、同じ動物のカードを持っている仲間を探します。
「鳥だけど空を飛べません」「山にいます」など声をかけあい、仲間が見つかると「一緒!」とうれしそうな声が教室に響きました。
緊張がほぐれたところで、仲間になったメンバーとグループワーク。
職員と利用者さんはそれぞれのグループに分かれて一緒に話をします。
テーマは「好きなこと」です。
音楽を聴くこと、ダンスをすること、観劇することなど、それぞれが好きなものを伝えていきます。あるグループでは、好きなものから派生して「夢を語ろう!」と学生さんが自発的に提案し、夢を語っていました。
最後に1グループずつ発表していただきましたが、「メロンパンが好きとか、旅行に行くとか、共通点が見つかった。心の中にあるものは一緒」という感想がありました。
内心、職員はガッツポーズ。
障害がある・なしに関係なく、誰だって「好きなもの」はあります。
その好きなものは人それぞれ違っていて、伝えあうことでその人のことを知ることができます。
今回、伝え合うことで学生さんに利用者さん1人1人を知ってもらうことができました。知ってもらうことが仲間づくりの大きな一歩です。
池田高校のみなさん、貴重な時間をありがとうございました。