イベント
たんぽぽの家
自分たちで計画する旅行
2013年07月11日
たんぽぽの家では、 自分で稼いだお金で自分が行きたいところへ旅行に行くことをテーマに熱い議論を重ねてきました。
旅行会社に足を運び、パンフレットを持ってきては話し合いを重ね、自分たちがお金を出してせっかく行くなら、とことん行きたい場所を考えよう、とみんなで意見を出し合いました。イギリスへ行きたいという声やうどんを食べに行きたい、お金をかけない旅行へ行きたい、親戚に会いに行きたい、だらだらしたいなど、意見は様々でした。自分の意見だけではなく、皆で楽しめる外出は何だろうと皆で知恵をしぼりました。
そこで候補に挙がってきたのはユニバーサルスタジオジャパンでした。この場所は、利用者の１人が3年間ここに遊びに行きたいと想いを訴え続けていたところです。そこで、みんなでこの思いを現実にしようと、ユニバーサルスタジオジャパンに行こうと話が決まりました。
思いがかなった利用者は「やった」と〝おたけび〟をあげていました。
7月4日、ついに１泊２日の旅行に行く日を迎えました。前日までインターネットで詳しく情報を調べたり、1週間前から荷造りをして準備したりしてきた利用者さんたち。たんぽぽの家からユニバーサルスタジオジャパンまで車で60分かけて到着。みんなはりきって足早にゲートをくぐります。
まずは「ウォーターパーティ」に遭遇！ 皆で悲鳴をあげながら、水にかかり、最後には、バケツで水をかけられて、ずぶぬれになりおおはしゃぎ。続いて、「ジョーズ」のアトラクションに乗りました。まさか自分がサメに出くわすと思っていなかった利用者さん、びっくりして「わー」。
ほかにもショーをみたり、スパイダーマンやエルモにであったりして楽しみが尽きませんでした。
たくさん遊んだあとは、お楽しみのおみやげの時間。買い物かごを抱え、誰にあげようかと考えながら、ほしいものを次々をかごに入れて買っていました。
宿泊施設は、アミティ舞洲を利用させていただきました。
夕食を食べた後、ゆったりとお風呂につかり、夜はお待ちかねの晩酌。お酒が大好きな利用者さんはビールとつまみを片手に職員と昔話に花を咲かせていました。ゆったりとしたお酒の席、普段できない会話をまったりと楽しまれていました。
2日目は、舞洲陶芸館でコップ作りをしました。思い思いにコップに絵を描いていきました。仕上がったコップを見て、さすが！自分！と言わんばかりにコップを手に取り、にんまりしていました。
帰途は、天保山マーケットプレイスに足を延ばし、おみやげコ－ナーを散策。ジュースやアイスを食べて休憩しました。あっという間の2日間でした。
自分たちで一から考え、場所を決め、計画してきた旅行。とても楽しかったようです。
参加された利用者さんの気持ちは、もう次の外出へと飛んでいます。自分で計画し、実行するという楽しさを実感したようです。
