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救護施設
三恵園

生活保護を受けている女性の施設。定員70人。平成23年10月に新園舎が完成。全個室、生活形態に合わせてのユニット型支援をしています。

施設運営

救護施設「三恵園」

余暇&私たちの作品

カテゴリ:絵

作品について

三恵園に来られ、6年になる利用者の岡崎美智子さん。

ふと本人の口より「自分の個展をひらきたい」と私のところに言いに来られました。

三恵園に来る前に一度個展をひらいた事があるとの事で、「また皆に絵を見てもらいたい」との事でした。

岡崎さんは日頃より、居室にて絵を描いたり、編み物をされる等自分の時間をとても大切にされている方です。三恵園に来られてからの作品はほとんど大切に保管しています。

作品の中にはその時その時の感情で描く絵も変わってきており、昔は単色で描かれていたものがおおかったのですが、最近では何色も使い、風景や本人の頭のなかで描かれている物を描かれています。

今回、「自分の個展を開きたい」との相談があり、本人と一緒に「個展をしましょう」と話をしました。そこで、「いろんな人が岡崎さんの絵を見に来てくれると嬉しいね」と本人との話のなかででてきましたが、岡崎さんが絵を書いているということは中々外部の職員・利用者・地域の方には知られていない為、直ぐに個展を開くのは難しいのではないか?と話をしました。そこで、最終目標を三恵園にある地域交流室で個展をひらき、たくさんの人に見に来て貰うとし、その前段階として、グランドフロアーの正面に岡崎さんの描いた絵を飾り三恵園に来てくれる人全員に見てもらおうと決めました。また、期間も決め、今回は1週間展示をする事になりました。

展示を開始する当日。本人はドキドキ。「緊張するわ。皆見てくれるんかな...」といわれていましたが、いざ展示をすると、まずは三恵園の利用者の皆さんが見に来て下さり「すごい。上手」「これ、どうやって描いたの?」と岡崎さんに質問されたり、毎月来ていただいている余暇の先生より「芸術ですね。こんな描ける人がいたんですね」と話をされたり。

岡崎さんは、展示をするまで不安でいっぱいの様子でしたが、みなさんの反応をみて「嬉しい。やってよかった。ありがとう」ととても嬉しそうでした。

毎日描いている作品がこのように他の人の目に触れ、それを評価される事で、岡崎さん自身の満足感が得られ、また次も描こうという意欲に繋がり、その結果、生活面でもメリハリがでて、毎日の生活が楽しくなる。

本人の「個展をひらきたい」という希望に1歩1歩近づけ、最後は本人の望む個展を開くことのできる様、職員は蔭からサポートしていきたいと思います。

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