社会福祉法人 産経新聞厚生文化事業団

作品について

　毎月第４木曜日に余暇活動として民謡教室を行っています。

　講師の先生は、何年も続けて来て下さっている芝先生、松田先生と以前勤めていた職員の機さんです。
　時間になると、三味線の音色がフロアーに響き渡ります。余暇に参加されている利用者以外の方も音色に引き込まれるかのように居室から出て来られ、一緒になって歌を歌いだします。炭坑節では音楽に合わせて手拍子をする方、椅子から立ち上がり踊りだす方もいらっしゃいます。

　民謡中、歌わないけれどもずっと音楽を聞かれている利用者さんがおられます。この方は、民謡が大好きで、普段からカセット等でも聞かれています。その方が教室の最後に「歌聞いて」と自身で作詞された曲を歌ってくれます。時には初めて習う民謡の曲に合わせて歌詞をつけ歌う事もあります。みなさん、音楽に癒されながら各々に楽しいひと時を過ごされています。

　講師は「どんな人でも来たければ是非来てもらって下さい」とおっしゃって下さいます。また、３年程前より講師が出ておられる民謡まつりに、利用者さんも一緒に出演させていただく事になりました。今までは余暇で歌うだけでしたが、今はステージに向けての練習にも積極的に取り組まれています。今後もこのように園の外で発表の出来る取り組みを増やしていきたいと思います。