施設運営
作業場きんもくせいより
リング編み
リング編み制作風景
2012年12月12日
「なかなか同じ色がないわ」「もう黄色ってないんかな」作業場で行われる宝探し。実はこれ、リングマットを作っているところなんです。
三恵園の作業では、靴下ができる過程で生まれたリングを使用して、マットを作っています。大きなかごに入ったリングの中から、好みの色を探していくところはまるで宝探し。似た色でもちょっと違うと「同じのがないわ」とあきらめそうになりながらも、マットを完成させるために、リングを探し続けます。集まったリングを広げてみて、マットの模様を考えていきます。「黒に赤の線は変かな?」「いろんな色を入れて作りたい」と利用者の希望は様々。利用者同士で「この色はどうかな?」と尋ねあうこともあります。「白の方が柔らかい感じがしていいと思うよ」「黒やとしまって見えるね」など、他の利用者の意見も参考にしながら、自分の感性を大切に作っていきます。
六角形・四角形・丸型、編み方によってさまざまに形が変わります。「ハート形を作ろうと思ってんねん」と好きな色を集めて、新しい形にチャレンジする方もいます。
そんなリング編みは、イベントで販売するほか、当事業団のホームページで掲載中のカタログ「手造り物語」からも買うことができます。是非ご覧になって下さい。