社会福祉法人 産経新聞厚生文化事業団

居宅生活訓練ホーム、引っ越しました

2012年12月12日

２０１２年８月１日、居宅生活訓練ホームの引っ越しがおこなわれました。

これまで借りていた住居は三恵園から少し離れたところにあり、近所にお店もなくバスも1日４～５本という立地。食料品の買い物に行くのも、仕事にいくのもすべて職員の送迎がなければできませんでした。これから地域での生活をはじめようと訓練をしている人たちですから、積極的に外へ出かけてもらいたかったのですが、むずかしい状況でした。

ですから、訓練メンバーの「送迎の時間を待たなくても好きな時間に好きなところに出かけたい」という声に、思いきって引っ越しをすることにしました。

こんどの訓練用住居は三恵園のすぐ近所にあり、スーパーも図書館も歩いていけるところにあります。バス停も近くなり、本数も格段に増えました。買い物や通勤も自力ででき、休日にはそれぞれが好きなところに出かけ、充実した毎日を過ごすことができています。以前の訓練用住居では近所の人たちと温かい関係が築けており、引っ越しのあいさつに行ったときには「寂しくなるわね」と言われ、私達も少しせつない気持ちになりましたが、また新しい住居で近所の人との関係づくりがはじまっています。

この場を借りて、訓練ホームの人たちとかかわってくださった、以前のご近所の方々にお礼を言います。「ありがとうございました」。また、新しい訓練住居の近隣でこれからかかわってくださる人たちに「よろしくお願いします」とお伝えしたいと思います。