産経市民の社会福祉賞

第48回(令和4年度)

「第48回産経市民の社会福祉賞」3団体が受賞、1個人の特別表彰

令和4年11月28日(月)大阪市北区の大阪新阪急ホテルで表彰式が行なわれました。

第48回産経市民の社会福祉賞表彰式

<式次第>

第1部 表彰式(選考報告、祝辞)

第2部 活動報告会

第3部 特別トークショー(吉本興業 濱田祐太郎氏)

<受賞者業績概要>

◇  不登校支援ボランティア学生団体 CLASS B 【大阪市】 活動歴1年3か月

代表 入谷 翔 大阪経済大学4回生

代表者の不登校経験(約6年間)による「不登校の子供たちを助けたい」という想いに共感し、年齢の近い大学生たちが集まった。不登校の小中学生を対象に地域と連携しながらオンラインの無料塾やフリースクールを実施。「使われていない地域の会館の活用」「学生と地域が連携した支援」をするため、経験者を呼んだり、他のボランティア活動に参加したりと自分たちでできることを探りながら、活動を展開している。現役大学生のため活動年数は短いが、今後も活動を継続的なものとするため、「0.1歩目を応援する」という理念をメンバーと共有し成果を上げている。                     ◆推薦者:大阪市ボランティア・市民活動センター 

  

◇ レインボーフェスタ!実行委員会 【大阪市】 活動歴10年

代表者 桜井 秀人

セクシャルマイノリティ(性的少数者)の存在を社会の中で可視化し、認知度を上げるためのイベントを開催。日本でのセクシャルマイノリティの割合は、民間の調査などを平均すると全人口のおよそ10人に1人と言われ、身近な存在であるが、活動を開始した16年前は社会的な関心も薄かった。以来、現在までボランティアのみで先駆的な活動を地道に継続し、交流・ネットワークづくりに貢献してきた。活動の理解を深めるための集会や毎年のフェスタ開催は、セクシャルマイノリティについての偏見や差別をなくし、互いの尊厳を認め合い自分らしく生きられる社会の実現に寄与している。   ◆推薦者:大阪ボランティア協会 

  

◇   KA平安京グループ 【京都市】 活動歴7年

代表・世話人(ともに匿名) 

窃盗依存症(クレプトマニア)という心理的な病と向き合いながら、日頃抱える悩みや困っていること、自分の思いや経験をミーティング(参加自由・週1回開催)で仲間と分かち合うことで回復を目指している。家族や周りの人からクレプトマニアに対する理解が得難く、孤立している当事者が多い。ミーティングでは固有名詞など個人情報を明かさず、「言いっぱなし・聞きっぱなし」を原則として、互いの気持ちを共有できる場を提供。他府県からの参加もあり重要な役割を果たしている。米国ではクレプトマニアは精神疾患との診断基準もあるが、日本での認知度は低く、病気とは気づかないケースも多いという。   ◆推薦者:京都市福祉ボランティアセンター 

  

◇    特別表彰 小林 貞子 【大阪市】 活動歴50年

長年ボランティア活動を行い、90歳を超える現在も第一線で活躍。多くのボランティアグループに所属し、他メンバーに良い影響を与えている功績を称え、特別表彰とする。   ◆推薦者:浪速区社会福祉協議会 

 

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