産経市民の社会福祉賞

第47回(令和3年度)

「第47回産経市民の社会福祉賞」1個人3団体が受賞

令和3年11月22日(月)大阪市北区の大阪新阪急ホテルで表彰式が行なわれました。

第47回産経市民の社会福祉賞表彰式

<式次第>

第1部 表彰式(選考報告、祝辞)

第2部 活動報告会

第3部 茶話会

<受賞者業績概要>

◆信田禮子(しだ れいこ) 【大阪府堺市】 

活動歴 44年

昭和53年から現在に至るまで病院ボランティア活動に尽力している。活動当初、精神科での病院ボランティアは珍しく、社会的な偏見など苦労も多かったと推察されるが、それを跳ね返して進んできた。活躍の場は地域にとどまらず、NPO法人日本病院ボランティア協会理事長、全国社会福祉協議会「広がれボランティアの輪」幹事、IAVE日本(現在JAVE)の理事など全国規模に発展し、いずれも多大な功績をあげてきた。病院ボランティアの先駆者であり、ボランティア活動を広めた貢献者の1人でもある。

 

◇キャップハンディ指導ボランティア・さかい 【大阪府堺市】

代表 井上 久男        活動歴23年

堺市内の小中学校の教育機関や地域の各種団体などあらゆる団体や年代を対象に啓発活動を行ってきた。「障害のある状態」を疑似体験することで障害のある人たちの日常や気持ちを理解し「思いやりの気持ち」をもって、誰もが住みやすいバリアフリーの街となるよう力を尽してきた。堺市社会福祉協議会と協働しながらのキャップハンディ事業の活動は、23年間のべ1225回にのぼる。残念ながら市の事業見直しに伴い今年度末で解散となるが、今後その経験を活かした後継者が新たな活動を展開されることを願う。

  

◇たかいし生活支援サポーター「町の便利屋さん」 【大阪府高石市】

代表 銭廣 幸壮          活動歴 5年

介護保険適用外の日常の困りごとを解決するために有償ボランティア活動を開始した。「断らない」「迅速な対応」をモットーに、住み慣れた地域で安心して生活できるように住民相互の「助け、助けられる地域づくり」を目指している。高石市社会福祉協議会と強力に連携して地域課題解決に向けた活動を続けることで、相談や依頼の件数が年々増加している。ボランティアに助けられた利用者が、自らボランティアとして登録するという好ましい循環が起きており、新たな活動メンバーの獲得に繋がっている。

 

◇コズモズインターナショナル 【京都府京都市】 

代表 ベリーキース・ワイエト  活動歴 34年

食料支援を通じて社会エコロジーを促進することを目的に、1987年より「Help people to  be  able  to  support  themselves(人々が自分自身をサポートできるように支援する)」を理念として活動してきた。カフェ『コズモズニューヨークコーヒー』の営業時間を活用した日々長時間の支援は、生活に困窮し差し迫った経済状況にある人たちへの利便性を高めた優れた取り組みである。また、食料支援を通じて社会貢献活動をしたい企業と生活困窮世帯や福祉施設などを繋ぐプラットフォーム的な存在としても成果を上げている。

 

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