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産経新聞厚生文化事業団本部

「保健師の役割」について学ぶ研修を行いました

2017年12月19日

 日ごろ関わることが少ない保健師について学び、連携や協働、地域の課題解決につなげていこうと12月7日、障害者支援施設三恵園の地域交流室で研修会を行い職員28人が受講しました。

 講師は森ノ宮医療大学の大巻悦子教授と関口敏彰講師、冨田久子講師の3人に来ていただきました。4年ほど前から森ノ宮医療大学の保健師コースの学生が当法人の施設実習に来ていることから今回の研修につながりました。

 大巻教授ご自身が、大学で教鞭をとられる前に保健師として勤務されており、「地域には子どもと高齢者だけでなく障害のある人などさまざまな生活がそこにあり、だからこそ保健師として学生の間に障害のある人の生活を知っておくべき」

と、ご自身の保健師生活の体験や想いから当法人の施設実習につながっています。

〇公衆衛生について
 「生命を衛る」「生活を衛る」「生きる権利を衛る」公衆衛生や保健師活動の歴史、保健師の役割と視点を学びました。

「個々の健康問題を社会化し、地域を基盤に人々とともに取り組む健康課題とするところに保健師の特長がある」との言葉から、当法人の目指す個別支援と地域福祉推進の方針ともリンクしているとの気付きがありました。


〇保健師の所属先などについて

 質疑応答の時間では、さまざまな質問が出され「保健師と協働していくには、どのようにアプローチをすればいいのか」の質問に先生方は、

「どんなことでも一緒ですが、躊躇せず、門をたたいて行き、顔が見える関係を築いてから、具体的な相談を投げかけ、保健師が動けるように促す」などアドバイスを頂きました。

 最後に、大巻教授は「色々働きかけて、地域の保健師を育ててほしい」と熱く語られ、2時間ほどの研修が終了しました。

 今年も実習を受けた学生の方がボランティアとして各事業所の行事に参加したり、大学祭に利用者の方を招いてくれるなど交流が続いています。

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