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大里荘

Kさんの「やりたい」を支える食事支援

2019年02月26日

グループホーム利用者のKさんは今、心臓・腎臓・肝臓に病気を抱えています。12月半ばには、心臓や腎臓の機能低下により、入院となってしまいました。もはや入院生活か・・・と思われる中、退院してホームでの生活を続けられている背景には、細やかな食事支援があります。栄養士指導のもと、一日のたんぱく質40g、塩分6g、水分800~1000ml、カロリー1700kcal と病院食レベルの厳しい制限が求められます。KさんのグループホームはKさんを含め4人で生活しています。通常であれば4名分の食事は同じ鍋で、同じ調味料を使用して食事を作りますが、食事療法が必要なKさんの食事は、鍋を分けて調味料の調整をしながら、Kさんの病状にあわせた食事を毎日提供させて頂いています。そんな日々の食事づくりをしていただいているのが、ホームの世話人です。忙しいなかで、ひと手間、ふた手間かかる、見えないところでの寄り添った支援、ほんとうにありがとうございます。その甲斐あって、Kさんの体の数値は入院の際より、ずいぶん良くなってきました。今では休日に大好きな大衆演劇に出かけたり、ホームで趣味の編み物を楽しまれたりと、入院前と変わらない生活が送れています。食事の制限があっても日々の食事支援を通して「Kさんのやりたいことが いつまでも叶えられますように!」という思いを込めて、腕を振るった料理が今日も食卓に並んでいます。

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