社会福祉法人 産経新聞厚生文化事業団

利用者の変化から再確認できた大切さ　～地域との関わりを通して～

2016年11月21日

先日、地域の中学校の福祉体験の事前学習、高校の人権ホームルームに利用者Nさんと職員とで初めて参加させてもらいました。当日は学生さんと「楽しいこと、好きなこと」というテーマでグループワークを行い、一人一人違いがあっても良いことを確認し合いました。そんな中、Nさんは最初どのようなことをするのかと非常に緊張していましたが、いざ参加してみると学生の方から積極的に話しかけられたり、自分の発言に共感してもらえたりすることで非常に有意義な時間を過ごすことが出来、グループワークの終わりの方では自分から自信を持って話をする姿が見られました。事業所に帰ってからも、「楽しかった！」「また、行きたいわ！」と人見知りするNさんからは到底考えられないような言葉が聞かれ、職員一同、嬉しいのと驚きとでいっぱいでした。

「地域福祉」「地域との関わり」このことは障がい理解を深める（地域啓発）という意味でも非常に大切であるということは頭では理解していたつもりです。今回、利用者の地域との関わりを通しての変化が私たち支援者に地域福祉の大切さを再確認させてもらえた瞬間でした。