地域とのつながり
池田三恵園
ボランティア体験で中学生と交流
2014年11月14日
11月12日から14日までの3日間、池田中学1年生の10名が三恵園とこすもすにボランティア体験に来てくれました!
これは、「人との出会いやふれあい、福祉的な体験を通して社会性や自立性を培う」ということを目的にした授業の一環です。
10名の学生さんはいくつかボランティア体験先がある中で、三恵園とこすもすを選んでくれたそうです。
初日は、利用者さんと一緒に過ごす時間をたくさん持って、利用者さんのことを知ってほしいという想いもあり、利用者さんと陶芸や壁画制作などの創作活動に取り組んでいただきました。
そして、2日目に、「3日目に利用者さんと一緒に遊びませんか?どんな遊びをしようか考えませんか?」と提案するとみなさん「賛成!」。
遊びは「障害物リレー」と決めました。
好きなものを取り入れて考えたいと、利用者さんにインタビューもしました。
「電車がすき」という利用者さんがいて、障害物の中に電車を入れよう!と電車を手作り。
電車に乗って進むと、縄跳びがあったり、輪投げがあったり。
怪我をしないように工夫された手作りの障害物で、利用者さんはとっても楽しそうでした。
ゴールをすると、手作りの鶴をプレゼント。
とても嬉しかったようで、大事にお部屋に飾る利用者さんもいました。
他にも、ボランティア体験の前と後での違いを感じてもらおうと、初日と3日目に「あなたにとって障害って何ですか」というテーマで話をしました。
初日は、「普通の人はできることができない」「気持ちを伝えることができない」「話すことができない」など、できないこと、ネガティブな言葉がたくさんあげられました。
それが3日目には、「できないこともあるけど、できることもある」「手伝ってもらえばできる」「笑顔」など、できることやポジティブな言葉がいっぱい。
「この3日間で実際に関わって思った」と、出会い知ったことで変化したと話していました。
また、「言葉以外でも伝わったから、コミュニケーションは言葉だけじゃないと気付いた」と話す学生さんもいました。
いろんなことを感じる学生さんの力もさることながら、いろんな気づきや変化をもたらす利用者さんの力も目の当たりにしました。
ぜひまたみなさんに来ていただく機会を持ちたいと思います。ありがとうございました。