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第2三恵園

教えて!正しいオムツのあて方

2014年09月03日

「オムツのあて方ってこれでいいんだろうか」
 介護を経験された方なら一度はそんな疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。今回はそんな疑問にカミ商事株式会社の方が丁寧に教えてくださいました。
 カミ商事株式会社といえばエルモアなどの商品を販売されている会社です。オムツの講習をやってますがどうですかとお声をかけていただいき、ちょうど職員からもオムツのあて方の研修を開いてほしいという要望もあったため、開催にいたりました。今回は尿漏れを防ぐパッドのあて方を教わりました。
 では、教わったテープ止めオムツとパッドの装着方法をご紹介したいと思います。
【テープ止め・パッドの装着方法】   
①テープ止め・パッドギャザーをしっかり立てます。
②テープ止めギャザーの内側にパッドがおさまるようにセットします。(ギャザーのダム効果を最大限に活用するため)
③おむつの約3分の1をお尻の下に敷いて下さい。パッドは3つ折り形状で包装されています。 
④尿道口とパッドを密着させます。尿道口がパッドに密着していないと尿が肌に沿って流れてモレやすくなります。
⑤テープ止めはパッドがずれないようにギャザーを持ち、両足の付け根(股ぐり)にギャザーが添うようにパッドを被せます。
⑥テープ止めはモレの原因となる腰回り・股周りの隙間をなくす方法としてクロス止めが有効です。
※クロス止め※
まず足回りをフィットさせるため、下側のテープを斜め上方向に引っ張る。次に腰回りをフィットさせるため、上側のテープを斜め上方向に引っ張る。指一本入る位の余裕を持たせるのが装着の目安。
  
 講習の中で、講師の方がよく見る光景として、パッドをひろげる際にパンパンッと叩いてひろげる方がいます、というお話がでました。 
 言われてみれば当施設の職員でもしている人がいるような…。しかしこのやり方、パッドの中に入っている尿を吸収するポリマーがずれてしまい、吸収率が悪くなるんだそう。改めて自分たちの装着方法を見直す良い機会になりました。
実際にCMでおなじみの青い色をした人口尿を使ってパッドが尿をどのように吸収していくか実演もしてもらい、これには職員一同食い入るように確認していました。
 
 オムツは便利でありがたいけれど終わればいつもゴミ箱行き。そこまでオムツの事を知りもせず毎日使っていましたが、オムツに使われている技術に頭が下がる思いでした。最後にパッドを使う際の注意点として、もし誤って口にいれてしまった場合、決して水を飲ませない事!水を飲んでしまうと尿を吸収するポリマーが膨らんで窒息の可能性が!
 たかがオムツ、されどオムツ。きちんとオムツの事を知った上で気持ちよく安全に使って頂きましょう。

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