地域とのつながり
大里荘
「おっちゃんに任せとけ」 ~ 折り紙作りに挑戦 ~
2014年04月25日
グループホームやまべ荘の世話人さんは
やまべ荘の目の前に住んでおられ、世話人さんのご家族全員、
利用者さんと親しくされています。
そんなある日
利用者Kさんが、日中活動に行く為にホームを出ると、
これから幼稚園へ登園しようとしている
世話人さんの息子さんと出会いました。
良く見ると、息子さんの手には複数の紙が・・・
「それなんや?」とKさんが声掛けすると
「おりがみやで」と息子さん。
じつは、息子さんの通う幼稚園から
不要になった紙で折り紙を作って毎月何十枚か持って来てほしい と
要望があったそうで、世話人さんが毎日、少しずつ不要な紙を切っていたそうです。
そんな時、ふと、いつも部屋で器用にハサミを使って、
ホームのメモ用紙を作ったりしてくれるKさんを思い出し
Kさんに事情を話をしたところ
「いいで~持っておいで~」 と快く言ってくれました。
世話人さんは、自宅に戻り、さっそくそれを息子さんに伝え、
不要になった広告やブリントを
息子さん自ら Kさんに持っていきました。
すると 「貸してみ~」 とKさん
張り切って広告を折りはじめたんですが、
角がなかなか合わず...
それを見ていた息子さんが
「ぼくが折るから、おっちゃん切って」と言い
ふたりでの共同作業となりました。
いつも部屋で器用にメモなどを作っているKさんだけあって
紙を切るのはお手の物
キレイに切ってくれ、あっと言う間に たくさんできあがりました
「またいつでも持っておいで~ お母ちゃんより上手にしたるからな~」と
笑いながらハサミを動かしているKさんでした (世話人)