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さくら荘 10周年白浜旅行

2013年03月19日

さくら荘10周年記念白浜旅行

 さくら荘の利用者さん4人が共同生活10周年を記念して、和歌山・白浜へ1泊旅行に行ってきました。

 昨年のお盆の時、生田玉枝さんが「もう直ぐ、みんなと一緒に暮らし始めて10年になるね」といったことがこの旅行を計画するきっかけとなりました。4人はホームができてから大きな病気もせず仲良く暮らしてきました。ホームを支えてくれている世話人さんの中川恵寛子さんもそんな4人を笑顔で見守ってきてくれました。

そこで「記念にみんなで旅行に行きたいな~」ということになりました。この日からみんなでカタログを集め、旅の相談です。その結果「動物が見たい。パンダが見たい」という声で、白浜のアドベンチャーワールドに決定。期日は3月10日~11日と決めました。みんな行く前から「今度、旅行に行くねん」と何度も職員や他の利用者らに話し、ソワソワ、待ちどうしそうでした。

当日は晴れ時々曇り、体調良し、笑顔良し。さあ出発!

11時頃アドベンチャーワールドに到着し、イルカショーやアニマル・アトラクションを楽しみ、サファリをケニア号に乗って1周。「トラってあんなに大きいんだ」と感動し、いっぱい遊んでホテルに到着しました。

 ホテルでは、もう一つのビッグイベント、豪華な食事が待っていてくれました。お造りやお肉、土瓶蒸し...。おなか一杯になるまで食べ、普段あまりしゃべらない人もとってもおしゃべりになり嬉しそう。このあと、温泉にも入って疲れた体を休め、楽しい旅行の1日目を満喫しました。

 旅行2日目は、なんと5時に起きて温泉に入り、海辺を散歩。朝食はバイキング形式で、これまたお腹一杯。

 この日の観光は、三段壁の見学です。壁の中をくり抜いたエレベーターに乗り中に入ると波の音にびっくり。能勢とは違った景色や空気に見るもの触れるもの全てに新しい感動をおぼえます。帰りには、とれとれ市場に立ち寄り、お土産を誰にあげようかと悩みながらいっぱい買いました。

 利用者さんひとりひとりに今回の旅行の感想を聞くと、「ゾウさんのうんちをするところが凄かった」(福原忍さん)、「普段は食べられない珍しいものが食べられて嬉しかった。本当に楽しかった」(生田さん)、「また、連れて行ってね」(徳永光子さん)、ひたすら笑顔、笑顔(三上福子さん)などなど。中川さんも「2日間天候にも恵まれ、みんなの食べっぷりにはビックリさせられましたが、怪我や体調不良もなく、楽しかった!よかった!と笑顔で帰宅できたことに感謝しています」と話していました。

 次の日の朝。「おかあちゃん、楽しかった。ありがとう!」と笑顔でお土産を片手に仕事に出かける利用者さんたち。中川さんは、これからもみんなの生きがいを、少しでも多く見つけてあげられるように頑張ると、心に思ったそうです。ホームという共同生活の中でみんながひとつになっていくには、時には違う場所に出かけ同じ体験をする。楽しみや生きがいを共有していくことも大切なことだと実感しました。

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