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福祉相談くすのき

公開スーパービジョンを行いました!

2024年08月26日

福祉相談「くすのき」では、定期的に武庫川女子大学心理・社会福祉学部社会福祉学科 與那嶺司教授をお招きし、スーパービジョン(以下SVという)研修を実施しています。

改めてSVとは…学識経験者などから指導・教育を受け、対人援助専門職を養成するための機会のことです。

当法人では上記のとおり、福祉相談「くすのき」の職員がメインとなり、與那嶺教授よりSVを受けています。

今回のSVでは福祉相談「くすのき」の相談員5名以外に、法人内の8事業所から11名の職員と現在法人内にて実習を行っている2名の学生さんの合計18名が参加し、事例検討を行いました。

事例報告を行った後、2つに分かれてグループワークを行い、今後支援をしていく上で見えてくる課題や潜在的な課題、どのような支援をしていくべきか等、グループごとで意見を出していき、その後グループごとに発表を行いました。

参加者に配布された事例概要や事例報告者からの当事者に関する情報発信を通して、各グループで当事者に関する様々な角度からの情報を精査したり、今後どのような支援が必要なのか考えることは難しさもありましたが、通所施設や入所施設、就労支援を行う事業所等、様々な種別の事業所から様々な世代の職員が参加していたため、その当事者の健康面や就労面、生活全般に関すること等について、多角的に支援の在り方やその当事者が抱えるニーズや課題について検討することができました。

今回の事例検討を通して與那嶺教授からは、「苦しいケースの時こそ、ストレングス視点が大切である」、「大きな目標に向かう上で段階的にいくつもの小さな目標に向かって進んでいくことで成功体験を得ていく(スモールステップ)ことが重要である」、「意思決定支援を行う上で当事者の個別性(能力と状況)を見定めて支援することが必要となる」、「人は一直線上ではなくらせん状のように、行きつつ戻りつつ生きているということを踏まえて支援を行うことが大切である」といったお言葉を頂戴しました。法人内には様々な種別の事業所があり、それぞれの事業者や支援員が様々な悩みやジレンマ等を抱えながら日々の支援を行っている中で、與那嶺教授から抱いたお言葉は今回も参加職員の心にとても響くものとなりました。

與那嶺教授、本当にありがとうございました。

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