施設運営
利用者の声
こうしたい、ああしたい、夢
中西 敏子さんの杖カバー
2012年12月12日
中西さんは昭和4年3月26日生まれの83歳、第2恵ホームで同年代の方々と4人で暮らしています。
歩くのが少し不自由で、自分の杖を使いお散歩によく出られます。でも、杖の手持ち部分が木でできていて「冷たいし滑るねん」というのが悩みでした。
そこで、得意な編み物で杖カバーを編んでみたそうです。大好きな明るい色の毛糸を自分で選び、日曜日にテレビを見ながら他の利用者さんとおしゃべりをしながら、目数を数え形をつけ、鍵針で少しずつ編んでいきます。できあがった作品をみて「これはエエわ」。
「中西さん、すごいねー。上手やねー」と職員が絶賛すると「もう一つ作るわ。これあげる。持っとき」。自信に満ちた笑顔を見せ嬉しそう。誰も持っていない、世界で一つの杖カバー。手先を動かすことは頭の体操にもなりとても楽しそうです。