施設運営
地域とボランティア
啓発
人権HRに参加。-利用者が高校生を前に施設紹介などを行う-
2013年01月31日
-障害のある人を見かけたらあなたならどうしますか?‐
そんな場面をロールプレイして反応として返ってきた高校生の回答に「相手を知っていれば怖くないのでは」。
大阪府立池田高校で行われた、高校1年生を対象にした障害当事者の生の声を聞く「人権HR」での一コマ。三恵園から利用者5人、職員6人の11人が「1日講師」を行いました。
約40人の生徒を前に三恵園の紹介を代表で利用者の花井祐介さんと土井知春さんが発表。花井さんは内職作業の様子がスクリーンに流れているのに合わせて「部品を袋に入れてホッチキスを止める作業をしています」と説明。土井さんも自主製品の陶器を製作している様子について「陶器を作っています。できた陶器はほっこりひろばで販売しています」と話し、最後に「ほっこりひろばに遊びに来て下さい」と締めくくりました。緊張した様子でしたが、しっかりと大役を果たしてくれました。
続いて、①電車の中で自分が座っている席にどうしても座りたい障害のある人が来たら②コンビニで前のお客が障害のある人で会計を済ませたにもかかわらずレジ台に置いてあるチラシに夢中でうしろのお客を待たせてしまう、といった2つの場面を三恵園の職員がロールプレイし、それを見た感想などのグループワークを行いました。
なかには率直な感想として「怖い」「どうかかわってよいか戸惑う」といった声もありました。
なぜ怖いのか?「知らない人」「何をされるかわからない」。もし、それが友達だったら?「注意する」「声をかける」と対応は異なるのではないでしょうか。そこには「知っている」というキーワードが浮き上がってきました。
今回の学習会を通して知ってもらうためにはどのようにしたらよいのか?私たちは何をしたらよいのか?と考えていくよい機会を与えてもらえたことに感謝し、これからの仕事に生かしたいと思います。